お子さんを怒りますか?怒りませんか?
ある知り合いの父親は、子供と取っ組み合いのケンカをしたみたいなんですが、
後日、子供が学校の先生に報告。
その父親は学校側から呼び出されたあげく「やめるように」と注意されました。
ケンカが起きた理由は、言うこときかない子供に注意したことが発端だったそうです。
うーん。難しい。
「怒ること」「叱ること」
私たち夫婦は、子供への叱り方などについて悩みながら4人の子供と向きあっています。
インターネット上で”怒らない子育て”という記事をたくさん目にします。
とても参考になります。
ただ、カっとなって怒ることもしばしば。
みなさんはいかがですか?
いろんな考え方があると思いますが、今回、我が家の”怒る””叱る”への考え方についてつづります。
【子どもとの向き合い】
・怒る?叱る?しつけ?
・頬を叩いてしまって
・子供と成長しよう
怒る?叱る?しつけ?
【怒る】
不愉快な気持ちを表す。目下のものをしかる
【叱る】
目下の人に対して 悪い点を注意し、せめる
【しつけ】
礼儀作法やよい習慣を教え、身に付けさせること(小学国語辞典)
なるほど。記事を書くに当たって初めて調べました。
インターネット上では、上の3つの言葉を用いて「子どものしつけ」について解説する記事もありました。「感情をコントールして」「10秒間待ってみて」などのアドバイスも。
それができればベストなんですが・・・・・。
正直なところ、感情的になってしまうこともあります。
必ず「なぜしたのか」と経緯や理由は聞くようにしています。
例えば、「お母さんを叩いたのはなぜ?」「なぜ、そんなにひどい言葉を使うのか」。
頭ごなしにならないよう心がけています。
そもそも、言葉で表すのは難しいですが、我が家は
父親=怖い 母親=優しいの構図です。
決して、これが正しいとは言いません。
父としても「厳しすぎるかな」と思うことも確かです。
最近、”怒らない子育て”という記事も目にします。
ですが、子どもが4人いるとそうもいかないこともあるんです。
頬を叩いてしまって
(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHP)
子どもをたたいたり、怒鳴ったりしたらどうなる?
・身体的に傷つく
・自信をなくす
・びくびくして落ち込む
・攻撃的になる
・怒りや敵意を覚え、私たちとの関係を悪くする
ホームページには、子どもへのあらゆる影響が紹介されています。
なるほど・・・良くないことばかり。
どうすればいいのでしょうか。
ですが、我が家では頬をパチンとたたいてしまうことがあります。
例えば、母親や兄弟に暴力をふるったとき。
相手をケガをさせるかもしれない。
たたかれることが「痛い」とを知ってもらうためです。
今でも姉弟同士で、髪の引っ張り合いはありますが(笑)
↑これくらいはあたたかく見守っています。
商業施設で走る回る
また、商業施設で子どもが急に走り出したらどうしますか?
子どもが4人(うち一人は1歳児)もいると大変です。
広い施設や隠れられる場所があるところで、子どもたちは走り回ります。
「こら!走らない!」
何度言っても伝わらなければ、語気は強くなってしまいます。
感情的になっていることは否めません。
「怒る」ことを正当化するつもりはありませんが
お年寄りにぶつかってケガさせるかもしれないし、商品だって壊してしまうかもしれない。
「子供の手を強く握って伝える」という記事もありました。
我が家において母親はどちらかと言えばこういうタイプですが、
元気な男の子は特に言うことを聞きません。
そうすると父親の“雷”が落ちます。
“サザエさんの波平さんみたいな”
やはり他人を傷つけたり、迷惑をかけたりしてしまうおそれがあるケースについては、
きつくに言うようにしています。
※ただ、萎縮させてしまっていることもあるので反省する部分はあります。
子どもと成長したい
「怒ること」「叱ること」について書いてみました。
感情的に怒るなどした場合、子供に声をかけにくいことがあるかもしれません。
ですが、「それはそれ。これはこれ」です。
心がけているのは「叱った」後、怒りなどの感情を引きずらないようにすること。
シュンとしている子供に積極的に声をかけるようにしています。
時にお絵描きだったりゲームだったり、自転車でお出かけしたり。
こればかりは自分の感情をコントロールする必要があると思います。
論点は変わってしまいますが
「怒る」「叱る」の後の子どもとの時間が大切ではないでしょうか。
▽友達の気持ちを理解してあげた▽自分の考えや思いを言葉で説明することができたなど
少しでも変わったことがあれば褒めるようにしています。
お茶の水大学で名誉教授などを務めている内田伸子さんのAIに負けない子育てを読みました。
この中では、子どもと過ごせる時間は短いということ。
「子どもとの日々の暮らしを大切に、ていねいに過ごしてほしい」
強制するよりは共有して心に感動をあたえてほしい
と実例なども交えて紹介されています。
「ない」ものではなく「ある」ものに注目する、「できない」ことではなく「できる」ことに注目する 湯浅誠
家族とはいえ、子どもは一人ひとりみんな違います。
得意なこともあれば不得意なこともあるし、年齢によって感じ方も違うと思います。
社会人なって思うことは、思った以上にさまざまなストレスが存在しているということ。
今の時代、子供にもストレスはあると思いますし、親がそのストレスをすすんで与える必要はありません。
ただ、小学校の参観日で見ましたが、教育の現場は本当に大変そうです。
子どもを「怒らない」。いえ、怒りにくそうにしている先生の姿がありました。
「大人になった時のために」とまでは言いませんが、
子供の可能性を伸ばせるように、親がサポーターとして支える。
厳しくても「ダメなことはダメ」と言えるような存在でありたいと思います。